ハードディスク(HD)からSSDへ

パソコンの動作に不満があるときによく考えること。


1.CPUの能力が高いパソコンに買い替える。
2.メモリーを増設する。
3.不要な常駐ソフトを削除する。


これらは常套手段と言えます。


最近よく出会うのが、CPUの能力も高く、メモリーも十分あるのに、それでもなぜかもたつくパソコン。そういう場合は、3.の常駐ソフトが影響していることも多々あります。とは言え、どれが不要なソフトなのかはわかりづらいし、削除してもよい常駐ソフトにも限界があります。


そこで別の対策として、ここに一つ加えたいのが、ハードディスクからSSDへの換装です。


パソコンの能力向上に伴い、パソコンに保存されるデータ量も膨大になっています。プログラムも複雑化、肥大化し、取り扱う情報も増えています。それらのデータはハードディスクに保存され、必要な時にハードディスクから読み込まれ、また書き込まれます。
扱うデータ量が増えたことにより、ハードディスクの読み書きがパソコンの動作に大きな影響を与えている気がします。


ハードディスクにも読み書きの性能があって、その目安として1分間あたりの回転数があります。通常は5400rpmが使われている場合が多いのですが、個人的には、よく7200rpmのハードディスクに換装してました。なぜなら、こちらのほうがパソコンの動作が快適になるからです。そして、SSDはハードディスクよりも各段に早くデータの読み書きが可能です。SSDはメモリーへ保存するので、ハードディスクのように回転するディスクがありません。


SSDはかなり前からあるのですが、最近では、はじめからハードディスクの代わりにSSDを内蔵しているパソコンが販売されるようになり、手軽に手に入るものになっています。


ハードディスクからSSDへの換装は、もともとハードディスクが内蔵されているパソコンに対して行うものです。ハードディスクと同じ規格の2.5インチSSDがあるので、これと換装します。


メモリーを増設したとしても、限界があり、結局は、ハードディスクとのデータやり取りが発生するので、その部分を早くしないとパソコン全体の処理能力は望めません。SSDに換装することで、データやり取りが高速化し、パソコン全体の処理能力向上になるわけです。


膨大なデータを保存する場合にはハードディスクがコストパフォーマンスの面からみて有効なのですが、果たして、個人使用のパソコンで、どれだけ大量のデータを保存する必要がでてくるのかは疑問です。
これらを考えれば、パソコンはSSD内蔵が当たり前になってくるのは自然な流れと言えます。


ですから、これからパソコンを購入しようとする場合は、SSD内臓のものを選ぶことをお勧めします。また、今持っているパソコンがハードディスク内蔵で、性能アップさせたいと考えるならば、メモリーの増設等と合わせ、ハードディスクからSSDへの換装も検討する価値はあります。

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