Windows Live メールが使えなくなった。受信したメールを残すためには。
Windows LiveメールはWindows11で使えない。
メールソフトとして、Windowsに標準でついていたWindows Liveメールを使用している人はたくさんいると思います。そして、今多くの人を悩ませているのがWindows LiveメールがWindows11で使えない。
厳密に言うと、Windows Liveメールのサポートが終了してしまっているので、今パソコンを買い替えて、使い慣れたWindows Liveメールを引き続きインストールして使おうとしても、インストールができないので使えないということです。
Windows11には標準で、Outlook(Office版ではない)が付いています。Windows標準のメールソフトを使おうとすれば、自ずとこれを使うことになります。
Windows Liveメールの受信メールをOutlookに移動できない
ところが、ここで問題が発生します。
と言うのは、Windows Liveメールの送受信データをOutlookに移すことができません。OutlookにWindows Liveメールのデータをインポートする機能が付いていないのです。
Microsoftとしては、サポート終了したソフトのデータの面倒は見ないということなのでしょうけど、元々Windowsに付いていたから使っていたのに、「そんな殺生な」という思いにもなります。
メールソフトを他のソフト、例えばThunderbirdに切り替えるという手がある
Windows標準のメールソフト「Outlook」にはWindows Liveメールのデータを移すことができないということで、ここであきらめる人も多いのですが、特にWindows標準の「Outlook」にこだわる必要がなければ、いっそのこと他のメールソフトに切り替えることを考えてみてはどうでしょうか?
他のソフトに切り替えるメリットとしては、Windowsのバージョンアップによって慣れ親しんだソフトを捨てる必要がなくなることがあります。
これまでもWindows標準のメールソフトは、Windowsのバージョンアップ時に変更になった歴史があります。そして、それまで慣れ親しんだメールソフトは使えなくなり、新しいメールソフトに慣れていく必要がありました。
自分が意図してソフトを変更したのならまだしも、勝手に変えられるのはちょっと理不尽。
だったら、最初からWindows標準ではないメールソフトを使っていれば、少なくともWindowsのバージョンアップに大きく左右されるリスクは減ります。また、使い続けてもらうことがひとつの目的なので、バージョンアップでこれまでのデータが見れなくなるということもありません。
無料で使えるメールソフトはいくつかあるのですが、有名なソフトのひとつであるThunderbirdはおすすめのひとつです。そして、Thunderbirdなら、Windows Liveメールのデータをインポートすることができます。
メールソフトをThunderbirdに切り替えるかどうかは別として、とりあえず、Windows LiveメールのデータをThunderbirdで見ることができるようにしてみましょう。
ThunderbirdならWindows Liveメールのデータを移すことができた
先述の通り、Windows標準のメールソフト「Outlook」ではWindows Liveメールのデータをインポートすることができませんでした。
ところが、ThunderbirdならWindows Liveメールのデータをインポートすることができます。
Thundirbirdのインストール
まずはThundirbirdをインストールします。
「Thundirbird」で検索し、ダウンロードのページからインストールファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたインストールファイルをダブルクリックし、あとは、インストーラの指示に従うだけでインストールすることができます。
プラグイン「ImportExportTools NG」の導入
Windows Liveメールのデータをインポートするためには、Thunderbirdをインストールしただけではダメで、Thunderbirdのプラグインソフトをインストールする必要があります。
メニューの「ツール」-「アドオンとテーマ」をクリックします。

アドオンマネージャーのページで、「アドオンを探す」に「ImportExportTools NG」と入力し検索します。

ImportExportTools NGが検索結果で表示されたら、「Thunderbirdへ追加」ボタンをクリックして、このアドオンを追加します。

Thunderbirdにインポートするフォルダーを作成
「ImportExportTools NG」をアドオンに追加したら、ThunderbirdにWindows Liveメールのデータをインポートする準備は整いました。
次に、Thunderbirdにインポートするフォルダーを作成します。アカウント上で右クリックすると、メニューが表示され、その中にある「新しいフォルダー」を選びます。
フォルダーが作成されたら、そのフォルダーを右クリックすると、以下のようにメニューが表示されます。
一番下の「ImportExportTools NG」にマウスを持っていきます。

そこからさらにメニューが展開されます。
Windows Liveメールのデータはeml形式なので、「EMLメッセージのインポート」を選び、後は、個々のメッセージをインポートするのか、フォルダー内をまとめてインポートするのかを選択します。

これで、ThunderbirdにWindows Liveメールのデータがインポートされます。
ちなみに、Windows Liveメールからメールデータをエクスポートする方法については、こちらを参照ください。↓↓↓