Windows Liveメールの送受信データをエクスポートしたい
Windwos10のサポート終了が近くなり、Windows11搭載パソコンへの買い替えを行っている人が増えています。
そして、それまで使っていたWindows Liveメールの送受信データをどうするかという問題に直面している人も。
Windows11標準のメールソフトでは、Windows Liveメールの送受信データはインポートできません。なので、他のメールソフトを使うことになるのですが、実際それをしようとすると、ある問題に遭遇します。それは、
Windows Liveメールのエクスポート機能では送受信データがエクスポートできない。
Windows Liveメールのメニューからエクスポートは簡単に見つけられますが、いよいよ実行してみると、メールデータの量に対してやけに早くエクスポートが終了してしまう。
おかしいと思いつつも、まさかの出来事なので、そのデータをインポートしようとすると1件のデータしかインポートできません。そうです、1件しかエクスポートされてなかったんです。
フォルダー内全部のエクスポートのはずなのに、実際は1件のデータしかエクスポートされないんです。ネットで検索してみるとわかるのですが、当初はエクスポート機能はまともだったようですが、あるときから、フォルダごとエクスポートしようとしても1件しかエクスポートされないようになったらしいです。あきらかにWindows Liveメールのバグなのですが、Windows Liveメールのサポートは終了しているので、どうしようもありません。
Windows Liveメールの送受信データを取り出すためには
Windows Liveメールの機能ではエクスポートができないと分かった以上、強制的に取り出すしかありません。といっても、最初っからこうすればよかったと思えるくらい簡単な方法があります。
Windows Liveメールのデータフォルダから直接取り出します。
Windows Liveメールのデータの保存先は、ツールバーの[ツール]-[オプション]-[詳細設定]-[メンテナンス]の「保存フォルダー」で確認できます。
エクスプローラーで直接そのフォルダーを開いてみます。
フォルダーが複数あるのですが、アカウント名に関係するフォルダー、例えば、yahooなら「yahoo」という文字が含まれているフォルダーを探して(フォルダー名からわかると思います)それを開くと、受信、送信、削除済みなどのフォルダーがあります。フォルダーの表記通りのメールデータがそのフォルダー内にあるので、それをコピペでUSBメモリーなどに保存してください。メールデータは1件1件eml形式のファイルになっているので、大量のファイルをコピーすることになります。
そうなんです。わざわざエクスポート機能を使わずとも、単なるファイルのコピペだけで取り出せるんです。Windows Liveメールのエクスポート機能が使えないと悩んでいたことがバカらしくなります。
あとは、Thunderbirdのような、eml形式のメールデータをインポートできるメールソフトでインポートできるようになります。