iPhone16eでレモン彗星を撮ってみた

投稿の時期が遅れましたが、10月末から11月初めにかけて、レモン彗星を観測することができました。

彗星が太陽に近づくほど明るくなり見えやすくなるので、毎度、観測時間は日没からのわずかな時間になることが多いです(夜明け前もあります。今回のレモン彗星は10月下旬は夜明け前にも観測されていたようです。)。

日没からのわずかの時間というと、まだ人の動きも激しく、店の電気もたくさんついてます。空は暗くなっていても周りが明るくては星はなかなか見づらいという悪条件。

情報によれば、星がよく見えるところであれば肉眼でも見える、そうでなければ双眼鏡を使えば見えるということでした。しかし、実際観察してみると、レモン彗星のおおまかな場所は分かっても、双眼鏡を使って探すもののなかなか見つからない。

半分あきらめていたところ、iPhoneのナイトモードで撮影できるという情報を見つけました。

一般的に星空の撮影では、シャッターを数秒間開放させるのが一般的。iPhoneのナイトモードは2秒間のシャッター開放ということで、どれだけの星空の撮影ができるのかは少し疑問です。

とりあえず試しに撮影してみました。通常星を撮るときには三脚固定のところですが、2秒間だけなので、iPhoneを窓の縁に置き、手振れをできるだけなくすように息を止めてiPhoneを固定。それで撮影したのが下の写真。

予想以上に星が撮影できています。

そして、肝心のレモン彗星はというと...、わかりますか?答えは下図の赤➡のところ。

この部分を拡大します。

少し尾を引いているのわかりますか? 印付けてみます。

一応認識できる程度に撮影できてます。

これを元に双眼鏡でレモン彗星を見てみたのですが、安物の双眼鏡では尾は認識できませんでした。

拡大で撮影しようとしたのですが、さすがに拡大したら手振れの影響が大きく逆にわかりづらくなってしまいました。拡大して撮影するときは三脚固定は必須です。当たり前ですが。

それにしても、iPhone16eのカメラでここまで星空が撮影できるとは思いませんでした。iPhone16の中ではカメラの性能は劣るはずなのに。

今回もそうですが、肉眼ではなかなか星を見つけづらいとき、iPhoneのナイトモードでおおまかな範囲を撮影することで、星を探すという使い方はアリかもしれません。

とりあえず、見ることができたことで満足してますが、やはりいずれは天体望遠鏡ではっきりと見たいものです。

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